てけもけです。
2022年11月17日のカンブリア宮殿で、クリスピードーナツジャパンの代表取締役社長である若月貴子さんが出演されました。
2社の会社を経て、クリスピードーナツジャパンに転職して、現在代表取締役になっていますが、若月さんの経歴はどのようなのでしょうか?
調べてみました。
若月貴子さんの経歴プロフィール
名前 | 若月 貴子(わかつき たかこ) |
生年月日 | 1969年 |
職業 | クリスピードーナツジャパン 代表取締役 |
学歴 | 筑波大学 第ニ学群人間学類 卒業 |

若月さんは、2017年4月から、クリスピードーナツジャパンの代表取締役になっています。

2012年にクリスピードーナツジャパンに転職していますが、その前には2つの会社に勤めていました。
代表取締役になる人物というと、若いときから順風満帆なキャリアを積んできているというイメージが湧くはずです。
しかし、どうやらそうではなかったようです。
若月さんのキャリアマップ
ストレスでの入院経験から、ストレスマネジメントを学ぶ
若月さんは、大手スーパーマーケットの西友に新卒で就職します。

このとき、1992年。
この時期は、バブル崩壊期間(1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期)になります。
バブル崩壊した後なので、若月さんが西友に勤めていた15年間で、西友の既存点の売上高が前年同月比でプラスになったことは一度もなかったそうです。
また、業績賞与(ボーナス)が満額出たことも記憶に無いそうです。
なかなか厳しい新人時代を過ごされていたということですね。
そのような中で、入社4年目で海外法人担当に異動しますが、英語でのコミュニーケーションや、海外法人との仕事のやり方がわからず、ストレスによって十二指腸潰瘍になり入院します。
この経験から、ストレスマネジメントにはアロマテラピーがいいと知り、アロマテラピーの専門学校に通い始めます。

毎週土曜日で朝から夕方までびっしり授業があり、レポートも100症例のレポートもあったとか。
平日は、海外法人との交渉もしていたそうで、多忙な中で頑張っていたということですね。
このアロマテラピーの資格を取る過程を通して、
ストレスマネジメントとは、ただリラックスするだけではなく、タイムマネジメントや、自分は何をやりたいのかを整理することも重要だと知ったそうです。
そして、自分の心の持ち方や、時間の折り合いが付けられるようになったそうです。
このような過程があって、きつい仕事に耐えられる若月さんが出来上がったということなんですね!
結局、西友は経営が上手くいかず、希望退職制度を取ることになり、若月さんは西友を去ることになりました。
クリスピードーナツジャパンに転職
西友を去ったあと、会社の先輩の薦めもあって、コンサルティング会社(経営共創基盤)に転職します。

しかし、外部的な視点よりも、当事者として売り上げを作ったり、人を育てたり、長い時間をかけてコミットしたいと考え、再度転職を考えます。
このとき、若月さんの転職条件は、以下の3つ。
・成長フェーズ ・小規模 ・意思決定が早い会社 |
これらの条件の結果、2012年にクリスピードーナツジャパンに管理本部長として入社します。

しかし、入社後、若月さんは、すぐに会社の売上が落ちることがわかってしまいます。
それは、
・店舗のバックヤードが整理整頓されていない ・売上目標が共有されていなかった |
そこで、会社の立て直しをかけることを決意。組織、人事制度をまず変えました。
帰るために、人事制度設計の本を大量に購入し読んだり、様々な人の話を聞き、ものすごく勉強されたそうです。
2017年に社長に就任後、2017年8月にクリスピーは日本上陸後、初めて既存店の売上高が前年同月に比べてプラスになりました。
若月貴子のすごすぎる3つの点
ここまでで、若月さんの経歴をざっと紹介してきましたが、ここからは、若月さんのすごすぎる点について3つ紹介していきます。
粘り強さ
1つ目は、粘り強さです。
西友の既存点の売上高が前年同月比でプラスになったことは一度もなかったそうですが、15年間働き続けます。
普通であれば、業績が悪かったら、転職しようと思います。
そんな中、15年間働き、途中で十二指腸潰瘍になりながらも、働き続けるというのは、かなりの粘り強さではないでしょうか。
柔軟なキャリアの決め方
2つ目のキャリアの決め方です。
若月さんのキャリアの決め方は、普通とは少し異なります。
コンサルティングへの会社は、会社の先輩からの薦めだそうです。
転職をするときに、自分が〇〇をしたいから転職するといった理由は多いと思います。
しかし、若月さんの場合、知人の薦めに従って転職しています。
30代後半での転職は、一般的に考えてかなり困難ですし、知人の薦めに従って、自分の人生の軸の一つになる仕事を決めるということは、なかなかできないことだと思います。
さらに、コンサルティング会社で働きながら、
「自分の中で私は人や人の感情を大切にしたい。外部的な視点よりも、当事者として売り上げを作ったり、人を育てたり、長い時間をかけてコミットしたい」
と考え、もう一度転職をします。
一昔前の日本では、終身雇用制度が一般的なのに対し、転職を2度もしているというのは、若月さんの強い思いと柔軟なキャリアの決め方が合ってこそではないでしょうか。
勉強の姿勢
最後は、勉強への熱心さです。
若月さんは、アロマテラピー検定や人事制度を勉強されてきていますが、平日仕事をしながら、土日に一気に勉強したり、1年かけて大量に本を読んでいます。
自分が、必要だと思ったことに、長い期間、集中して取り組むということはなかなかできないことだと思います。
最後に
今回は、クリスピードーナツジャパンの代表取締役社長の若月貴子さんについて紹介しました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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